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製品カーボンフットプリント(PCF)で排出データの追加と計算方法
製品カーボンフットプリント(PCF)で排出データの追加と計算方法

製品ライフサイクルの各ステージでのデータ追加と排出量の計算方法を説明します。

今週アップデートされました

製品カーボンフットプリント(PCF)を初めて実施する方は、まずは「製品カーボンフットプリント(PCF)の主要概念を理解する」と、「製品ライフサイクルのステージを理解する」の記事をご確認ください。

PCF機能の「製品紹介」画面より、該当の製品にカーソルを合わせ、「データ追加」をクリックし、「データ追加」タブを開きます。測定境界に含まれるすべてのライフステージの排出データを追加してください。入力した情報を失わないよう、「保存して終了する」をクリックし、保存してください。

ステージ1:原材料の生産と流通

このステージでは、原材料の調達から輸送、工場での加工までのエネルギー消費が含まれます。

原材料

  1. 「データ行を追加」をクリックして新しい入力を作成します。

  2. 「原産国」「入力名」を入力すると対応する排出係数が自動的にマッチングされます。排出係数を変更する必要がある場合はこちらをご覧ください。

    • 「入力名」を記入すると、「地球儀」のアイコンが表示されます。自動翻訳は高精度ですが、英語訳を変更したい場合は、アイコンをクリックして編集します。

  3. 各原材料の推定「廃棄率」や「原産国」を入力し、「輸送方法」を選択します。

  4. 「輸送方法」と「原産国」を入力することで、自動的に「距離」が計算されます。こちらも必要に応じて調整できます。

  5. 原材料をすべて追加した後、「推定重量」をクリックして各原材料の推定重量を取得します。この推定重量を個別に変更可能ですが、合計重量は取得されたものと一致する必要があります。

包材

  1. 「データ行を追加」をクリックして新しい入力を作成します。

  2. 「入力名」「タイプ」を選択すると対応する排出係数が自動的にマッチングされます。

  3. 「原産国」を入力し、「輸送方法」を選択します。

  4. 「距離」「重量」「単位」は自動的に計算されますが、必要に応じて調整できます。

  5. 最後に「排出量の計算」をクリックすると、このステージの結果が表示されます。

ステージ2:製品製造

ステージ1で追加した原材料がここに表示されます。変更を加えたり、新しい原材料や包材を追加する場合には、ステージ1に戻ってください。

  1. 各原材料に対して「加工方法」と「エネルギー源」を選択します。既存の原材料にさらに加工方法を追加する場合は「データ行の追加」クリックします。

  2. 「エネルギー消費」は自動的に計算されますが、こちらは必要に応じて調整できます。

  3. 次に「廃棄物処理」を選択します。

  4. 最後に「排出量の計算」をクリックすると、このステージの結果が表示されます。

ステージ3:流通・小売

流通

  1. 「商品発送先」を「都市、国」の形式で入力します。

  2. 「輸送方法」を選択します。

  3. 製造場所から目的地までの「距離」が自動的に計算されますが、必要に応じて調整できます。

ストレージ

計算方法を選択し、以下の情報を入力します。

計算方法

支出ベース

  • 保管場所

  • 月間倉庫保管コスト(米ドル)

  • 保管されている商品数

  • 保管日数

電気ベース

  • 保管場所

  • 月間電気使用量 (キロワット時)

  • 保管されている商品数

  • 保管日数

  • 倉庫使用率

最後に「排出量の計算」をクリックすると、このステージの結果が表示されます。

ステージ4:購入・使用

このステージでは、通常、消費者が製品を購入し、使用する際の排出量を対象とします。

消費者の交通手段

  1. 消費者の通常の「交通手段」を選択し、「平均重量」を入力してください。

  2. 「距離」が自動的に計算されますが、必要に応じて調整できます。

製品保管

  1. 消費者の「保管方法」を選択し、「保管日数」を入力してください。

  2. エネルギー消費は自動的に計算されます。

製品使用

  1. 「製品使用方法」とその使用方法にかかわる「エネルギー源」を選択してください。

  2. 「エネルギー消費」は自動的に計算されます。

最後に「排出量の計算」をクリックすることで、このステージの結果が表示されます。

ステージ5:廃棄・消費

この最終ステージでは、消費者が製品を廃棄する際の排出量を対象とします。

  1. 製品の「廃棄物種類」と梱包の「梱包材」および両項目の「廃棄物処理」を選択します。現在、プラットフォームでは有機廃棄物の処理(organic waste disposal)のみをサポートしていますが、今後さらに多くのオプションが追加される予定です。

  2. 推定の廃棄率を入力します。

  3. 梱包を更新または修正するには、「ステージ1:原材料の生産と流通」に戻って実施します。

「排出量の計算」をクリックすることで、このステージの結果が表示されます。

PCFの結果を見る

すべてのデータを入力後、「概要」タブに移動して結果を確認します。

ここでは、指定した境界内のすべてのライフサイクルステージにおける排出量が表示されます。この例では、「Cradle to Grave(原材料から廃棄まで)」の全5ステージの排出量が表示されています。ライフサイクルステージのバーの長さは相対的です。この場合、「購入・使用」の排出量が製品の排出量の大部分を占めています。

また、製品の詳細を編集したり、この製品を削除することも可能です。

排出係数(EF)の変更

マッチングされたものが入力内容を正確に表していない場合は、他の排出係数を検討することができます。

  1. マッチングされた排出係数をクリックしてください。右側にパネルが開き、原材料に当てはまる5つの排出係数が表示されます。

  2. ご希望の排出係数を選択し、「確認」をクリックしてください。元のマッチングされた排出係数に従いたい場合は、「キャンセル」をクリックして原材料入力ページに戻ってください。

その他のご質問等がございましたら、サポート・チームへお問い合わせください。

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